わたしたちの、間にあるもの
いわゆる、ふつう、の会話が存在しない人がすきだ、わたしたちの間には、そういう、ふつう、が存在しないで、そのかわり、夢と現実の間、本当と嘘の間を行ったり来たりするのだった。
今日の題は、撃つ・撃たれるであった、本物の闇金ウシジマくん、をわたしは見たことがないから、想像上のウシジマくん、を演じて、はにわにその台詞を言わせていた、さんびゃくまん!ってはにわは喋るのでしょうか?
本物のピストル、をわたしは見たことがないから、想像上のピストル、を手に持って撃ってみる、
ばーん、ばーん!!!!!
子供みたいにじゃれ合っているのはとても楽しい、けれどまじめにしなくちゃ、ともおもうのでした、だから帰り道はあの子の目が後ろ髪を引いたけれど、進むのでした。
しかしながら、実のところ心地が良いのも確かで、わたしたちはいつも二人だけの感覚を話すことができる、話している、と感じる。
そしていつも先に降りて、お疲れ様でした、って手を振る、降りて正面で待つのは、電車が発車するまで曖昧な時間がむずむずとさせるから、ちょっと歩いて、その電車が、車両が、過ぎ行くのをみて、階段を降りる。
きょうはすこし離れても目が合うので、目だけで冗談を言う。電車のドアが閉じるとき、手を前に構え、前を過ぎる車両のなかのひとりに向けて、
ばーん!!!!!
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「残念、当たってません」
そうやって過ぎ行く電車と日々を、見送って、また明日、また明日、途切れぬ日々、いつまでつづくのだろうか