タイム・アフター・タイム
何度も何度も、わたしは言うよあなたが好きだよって言うよ
本を贈る、ということは、自分の一部を与える、ようだとおもっています。
だからこそ、本を貰うと、その人の、大切な一部分を貰ったような気持ちになります。
だからこそ、簡単にはページを捲れない。すらすらと、読むことさえ儘ならない。
だって読み始めると読み終えてしまうから。始まると終わるから。だから、おそるおそる、大事に大事に、一ページ、一ページを、自分の身体に、刻むように、あなたからの歌集を、詩集を、絵本を。