夜を閉まう

グレー、灰色、それは光、わたしだけの、わたしたちだけの。いつでも真ん中だ、とちゅうで、何にも誰からもどこからもどこにもない。あらゆるものを忘れても、あなたが生きていることがわたしの生きる約束になる。約束のひと、あなたにはいますか一等愛していますか、あの夜はもう来ないから、冬を夜に閉まってしまおう、と、おもう。たったいちどの、冬の、愛しさを。手を結ぶだけで心が訪れる、結ばなくても、見る目がおなじで発する言葉が大気に溶けておなじになる、温度も良いも悪いも好きも覚えてますかも、すべてを閉まう

2:04 am  •  5 February 2018