「あのころは、生きることに消極的だったんですけれども、絶望と同じ、くらいの希望を持っていて」
粧し込むこと、って虚構、嘘で固めてるみたいやなあっておもうんです。とmiu miuの新作春夏コレクションを足に絡めたひとが言っていて、そうか、だからわたしは、一等におしゃれというものに光れないのかも惹かれ、ないのかもしれません。信じている服を着ていたい。
しろいワンピースを、買いました。
絶望の中の希望、まるで今朝の、夜のまま朝、真夜中の時間のようで、ちょっとはわたしも希望を持ちたいなと一歩勇気を手に入れた。
熱さもかなしさも苦しさも感じないように、と感情のスイッチをぱちん、としたのは初めてかもしれなかった数日間。
大島弓子の世界が現実で日常が嘘だっておもってたって言う数十年前のあのひとのことをふと考えて
明日がくる、うその明日がくる、抗えない毎日に、
そっと願う。
「わたしはうまれなおします。」