みていた夢の、叶う瞬間

ほんとうのことは何も言えないまま
夢と現実の隙間に、落っこちないようにね、と忠告を受けるものの相も変わらずこのかた眠り姫、夢が好き、夢を見ている瞬間が好き。ああこれは夢だ、とわかっていてもついつい、
その夢に浸かっている
今朝方、いつもとちがう白い光、くっと首を上にやると四角い光がみえていた、二階の部屋、で、わたしは
おうどんの夢を見た、それも明太釜玉のおうどん。具体性を帯びた夢だけれどそこしか憶えていないのだから不思議。
ごはん、なににしましょうか、と、そろそろぽつぽつと話していたら
おうどん、つるっとあっさりあったかいの、と言うではありませんか。
恵比寿のおうどんは、何だかんだ久しく、そしていつも通りの混み具合、
向いのぎゃるたち、きっと同年代、会話と言葉と所作に目が離せないまま、わたしは
明太釜玉、しかも柚子が入っている、
夢の中のお店よりもご立派な、明太釜玉、おうどんを啜るのでした

いずみさん、夢、叶っちゃったね、
次の夢はなににするの、

夢。

夢をつくる。
きっとあなたとではそれは夢見心地。

2:18 am  •  7 October 2016