2:30 光のふもと

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朝だった、水色の下、光が射していて、そこを歩くことが好きで。 バスの、窮屈、で息がつまって、人間のあれこれをおもうよりも、光のことや反射する葉のこと、道端の、美しさをみて、感じていたい想っていたい

数十メートル先に、ちいさな女の子がみえる
きらきらのくるくるだった
光のしたで回っていた
しばらくてくてく、歩きながらその光景を愛しく、おもつていたが、
一向にお母さんがやってこない。
そうこうしているうちに、私の、後ろと遠くにいた白い
トラックがどんどん近づいてきて、いて、
咄嗟にわたしは、この子を、守らなきゃ、とおもって、走って駆け寄っていた

 

守りたい、ということ

手だけを握って、その言葉の意味を光へ溶かしていたのであった

2:37 am  •  8 November 2016