2018-11-26から1日間の記事一覧

かわいくかなしく生きてたい

「溶けるように日々にもどる」

みんな可愛い可愛いと言っていたけれど、わたしは可愛い、って言葉の、その奥にある部分について考えている いずみちゃんは大島さんの描く女の子に似てるねって言ったとき、それはなにを意味するのか問うてみればよかったななんども目があって目だけで会話が…

とんぼの目

ぽつぽつ、てんてん、と配置されたものたち 静かに光るものたち 裏をのぞくとみえるものたち、そのいとしさ

を待ちながら

飴屋さんと山下さんのコントのような会話も、血だらけ臓器むき出しの一輪車少女も、公園にむす人々も、アンネフランクを読むくんちゃんも、あのアゴラも秋も全員来ない 帰り道の、秋の夜の散歩もその一部に溶けている

時間は液体 溜まった液体は過去である

誰かのために生きたいとおもう欲望があった、ひとのために生きていたいと願って、けれどその願いは自分のためでもあるのだった わたしがすきになるひとはいつだって孤独だった、ひとりでもがいて苦しんでそれでもいきてゆく、そんなひとたちばかりだ だから…

手紙

出せなかった手紙 出さなかった手紙 出せばよかった手紙 出さなくてよかった手紙 私たちどれだけの言葉を交わしたの、ノートの切れ端、ルーズリーフにびっしり埋まる文字、丁寧に折られた紙たちのこと

カコヲカコウ

過去を加工、描こう、囲う 記憶と対話し、肯定する

Gils Encounter.

台風の日は雨と特別を連れてきてくれる、また明日ねって別れるわたしたちを、いいなあ私も1993年に生まれたかった、と隣で羨んでいたけれど、わたしは、ずっと、1985年に生まれたかったとおもっています、雨のなか缶ビール片手に歩きつづける、話つづける、…

だってさ、人間もどんなふうに産まれるかなんて、選べないわけで。ここに産まれることは消せないよね、変えれないよね、そのことと、まったく同じだよ

すれ違うひとの言葉にはもう二度とすれ違わない、その人の、その声の、その言葉の。 「あんなふうになりたいなんて、ばかみたい」 「口内炎、たくさんできた」 「わたし、あゆみの笑い方がきらい」 「水泳部って、地雷多いよね」 となりの席のあの子が、スケ…

わたしが大切にしているものを守りたいとわたしは

陰と陽で例えるならば確実に、陰(ー隠ーin)である。陰であるけれど、めちゃくちゃに、暗いわけではなくって、例えるならば、って話であって、笑いますし、茶目っ気はありますし、わ〜っとすることだってあるのです。ただ、陰同士の温度はあって、ああだか…

かなしくなんてない

世界中で何もかもが同時に起こっている、そのことを、そのすべてを、同時に視ることはできなくて、わたしがみているもの、あなたがみているもの、西は青、四角は白く、平らだけれど、それは本当に、そうなのか、枠組みの先に、光るもの

朝の光、シャガールの青

BABY BABY

小田尚稔「悪について」アウグスティヌス(Aurelius Augustinus:354-430)における『自由意志(De libero arbitrio)』から、逆説的に「よいとは何か」を考えるラブホテルで響くあの子のベイビーベイビー、崖の奥底の、あの子

泡沫は午前二時に溶けてゆく

あなたの名前は午前二時、一年前は泡沫だった、変容していく言葉のなかで、光る過去があったこと、化石になった彼のこと、おもちゃ箱のような車、観劇前のたこ焼き、それさえも光っていて、すべてを愛している 君の食器を洗いたい、を歌われたら気持ち悪いっ…

light of love

幕張メッセのうどんは市民プールの味がするって笑いあった夏の終わり、少女たちの真っ白を、汚しているのは誰なのかサイリウム、愛は光

血縁は改札で

深夜2時まで話して、朝8時に起きて、代々木のパン屋さんまでお散歩、「何が楽しくて妹とパン屋でパン食べよるとやろ…」とぼやいているのを聞き流し、新宿へまた歩く、バイバイのとき、改札まで見送ってくれる、相手が見えなくなるまで手を振る癖がおなじで、…

Hello,Goodbye.

一年前の夏の終わりにたった一日だけの友達がいたこと 田園都市線の電車で出会った友達、三軒茶屋駅で足止め –こんな日に限って三人が一駅違いの駅だったから、 わたしとあの子は出会えたのかも知れないけれど–泣いて駅員さんへ寄り添うも叶わないあの子を連…

この夏は永遠/一瞬/目覚ましが鳴る 近づいて遠くなって、彼女彼らの温度は上がっていって、いつまでもここで、光っていて

〝夜といる、今のことがさ、光で、ずっと、濁りも曇りもしないで、ずっと、あるんだって、おもうんだ〟

言葉にならないくらいの、光で、今日がいっぱいで、満ちている

8月10日、海へ行った。帰ってきたら、いっしょにいこうね、って言っていた海。いっしょにいけないからって、燻っているのもなんだか私ばかみたいなので、大切な子を誘った。写真で見ていた場所とおそらく違っていて、ふつうの、人がたくさん泳いでいる海だっ…

今年は水曜日、天気は晴れ。 おふろみたいに、外は暑くて、ああそうだ、この感じは、今日、だとおもう。 夢で市子ちゃんに会った。市子ちゃんの部屋にいって、それは想像していたよりも部屋で、ひとが住むような場所だった。特にどんな言葉があったわけでは…

0809 11:02

サイレンが鳴らない東京で、どこかで誰もが迎えるこの時間で、たった一分だけれど、祈って 歴然と世界を変えるなんてできないけれど、祈って 一分後の世界、大切なひとが生きていること、また今年も今日が来たこと、明日が来ること、そのどれもに、 私は、私…

灰の光

「朝ね、電車の中で、いずみちゃんのこと考えてた。ほんとうに、可愛いんだな、っておもって」 可愛い、という言葉に対しておもうことは、あって、それは前向きな明るさではなくて、寧ろ後退するおもいである。理解されないことのほうが多いので話すのはこの…

人生ではじめて、お香を焚いている、小さな灯がゆらめいて、消えそうで、消えなくて。時折白い線が視える、横切る。確か、これは京都で頂いたもので、なぜかずうっと、テレビの前に置いていた。触れもしなかったのに、最近触れてみて、開けてみた。小さいけ…

山と豆

#mamemamemame

夏の入口に立ち会って

7月31日の真夜中。 小学生のころ、7月31日までにある程度の、夏休みの宿題(夏休みの図画工作・読書感想文・読書感想画をのぞいて)、を終わらせておきたいという小さな願望を抱えていた。それは達成出来たり、出来なかったり、なのだけれど、7月と8月の境目…

Holiday

午前/ホットケーキのちのアルチンボルドのちのモネ 午後/美しいオムライスのちのスリードリフト展のちの銀座、だいすきな人

一〇個分、嘘みたいな本当を信じて

春、わたしが生まれた日、バースデーケーキ、いつも二人でなんて食べ切れないケーキの大きさで笑っていた 「ねえねえ、これ、四人分とか、じゃなかった、直径は小さくてもさ、三段でさ、チョコレートケーキってさ、、」 とか言って、うん、そうだったけどさ…

慈しみ

開次さんが齎す時間のすきま、三浦さんがアリスに与える言葉のおと、ひびのさんの繕う服のいき、そのどれもが慈しいね、と言い合って

訣別

‪「いずみさんのいまの時間はすべて、たからものだとおもう、私からみたら、羨ましいもの。」‬飲みものを最後まで飲みきれずほんの少しだけ残してしまう癖も、ドアを最後まで閉めきれない癖も、占いなんて信じないから忘れてしまうのにあのサイトの占いだけ…