5:52 pm • 30 September 2018

海、

海の夢をみる 水色のパジャマから水色のパジャマへ着替える夢をみる いつも青がみえる どこまでも歩いて海、だれかを待つ海、迎えにきてよ海、泣きたくなるほど海、孤独なまま海、ねえずっと、満ちないで 1:08 pm • 30 September 2018

開いた花弁,その結末

過去から届く未来の時間にたゆたう服を、こうしてまた視ている、ということは去年のいまの、未来に生きている、ということで。 どんなに起き上がれなくても震えても泣いてもそれだけはきっと確かで。 あなたのいま、に、いるのはだれ? 何年も何度もどこでも…

銀河劇場、たいやき、秋のまなざし

言葉はてんでからきし嘘のものだ、だけれど、わたしには言葉しかないのだった、だからわたしは嘘、わたしの体はすべて嘘、わたしの口から手から垂れる言葉はすべて嘘、あなたにこの嘘を嘘だとおもったままでいいから聞いていてほしい いつも気がついたら朝に…

きっともう取り返しがつかなくなるよ今の、この時間のことなんて

‪朝7時に雨音で目が覚めて、でもまたくっついて二度寝しちゃってお昼すぎ、すきな人とコメダ珈琲にいってピザパン半分こずつたべてあまいコーヒーのんで、だらだら話して小窓から雨やむの待って、なんかホグワーツみたいだと高架下あるいて、帰ったらベッド…

08091102

いつだかの五月、この空を潜って長崎へ帰ったこと いつだかの八月、この空から放たれたことそしてその下で起きたこと 過ぎ去りし日々とあなたのいる未来、どうかどうか、大切に、尊いままで、サイレンの鳴らないこの街で祈りを 〔私は、私たちはー〕

Agnès Varda-Bord de Mer

〔過去、永続性、現在ーそれは異なる三つの時間尺〕 けれどもそれは、ほんとうに、異なって、いるのだろうか

バカンス

夏はぜんぶ僕があげる、フジロックよりビアガーデンよりビーチより、君と家のベランダで線香花火をしよう、そこから見えるマンション、どれに住みたいとおもう、なんて話して、たまに銭湯行って帰り道ビール片手にそのマンションに忍び込んでみようよ、君が…

止められないものがある

消えない言葉を

わたしはわたしを生きてゆくしかなく、「わたしとあなたは孤独を愛している」「伝えてゆくことがあなたの使命よ」と少女のような大人に言われたこと、わたしの礎、それは失われない、失わせない、人に守られて救われて、この数ヶ月を生きて、なんとかわたし…

繭と青い目

あたらしい部屋、屋根裏のような、三角がみえる、そこに置いたベットから天井、は、まっすぐみえない、なにもかも、今は、まっすぐにみれないのだから、みえないのだ、なにもかも、 遮断/屈折 その境目を。生きている 白くて細かくて視界をいくつも分断する…

跡を追って

雨の七月、台風、大雨、強風、はだで感じるしかなく、テレビもニュースもしばらく観ていない、目の前にあなたがいればそれで良いのでした、眼前のあなたが笑って食べて喋って生きていることがわたしのニュース、速報で心に伝う、だいすきなひと、たいせつな…

静謐さ、たゆたう夏の間に間に

六月、自分の部屋で何回ねむったの、 ええと、二回、かなあ それは家って言えるのか、と、問われたらただのわたしの物だけが生きている場所でしかなく、そこに生身の所有者わたくしの存在はなく、時間が過ぎ行けば、自転車だってこわくなくなるし、家にひと…

だいじょうぶ

だいじょうぶなふりをしている、していたら、だいじょうぶになるのではないかと浅はかな考えのもと、つん、と背中をされたならばわたしはいますぐに泣き崩れるのだろうなと毎日、毎日、また毎日生きていくしかなくて、光、愛は光、あなたのために生きること…

「読み終わったら感想交換しようね!」と言われて借りた本、無事交換終了。(タイトル当てたらドーナツプレゼント!) 小学生のころ、読んだ本がどれほど素晴らしかったかお母さんに話すと「どんなに良い本でも、あなたの生活に生きなければ読んだ意味はなに…

いつか君が、大人になったとき、僕に会いたくなるのだろうか

青は光、鯉は水面、遥かに泳いでいくのはずっとずっとずっと未来、心がきこえるあなたがみえる、ずっとずっとずっと夢、人、人、人、そのなかで、たったひとりのあなたをみつけたよ、走りかたが可笑しいね、と笑うならいつまでだって走っていられる、息切れ…

僕と君に、青春が出会う

ずっとずっと大人になんてならないとおもっていた、少女のままで、繊細なままで、いくつかのあこがれと幻想と夢と美しさと、あなたとわたしで、完結する世界、その中心に、在るままで。大人になるということは後退することだとおもっていたから、成長期はな…

愛しき日々のエトセトラ

あなたはわたしが傷ついているのを知る由もない、知らない、知らない、なにも わたしの心、細胞体が別個の宇宙、だからもう、わたしは諦観、あなたは観念して、お願い、お願い ああ、わたしたちは星を拾えなかったね、あの夜、山の頂、知らない街の、橋の上…

すべての日々が過去になる

人間は、一瞬を永遠に刻む能力がある、あるから、わたしは、この記憶を永遠にできるんだね、ああ人間か、わたしは人間だった、 誕生日前夜、夜の白、花の桜、を目に映していた 郊外の、ファミリーが来るであろう回転寿司にぽつん、と、二人きり わたしたちは…

白い日のこと

君を待つ。キッチンでラジオを聴きながらことことぐつぐつする、玄関の、そとが、鳴るのはどんな音よりもほんとうは、きこえてる 透明のうら、葉脈をなぞる、買いに行ってくれたところ、想い浮かべて、みれないけれど、みえる 大切な人からもらったものはど…

真夜中 色とりどりの罪をのせて

あなたの寝息を聞いてから通話を、やめる 耳元でうるさいくらいの寝息は毎日やってこないから、ちょっと愛しくおもえているし 抱き枕と勘違いしてベッドに戻るたびに探しあぐねてつかまえられてもわたしは生きた人間だ、人形にはなれないまま、なれたらいい…

春を憶えに

冬の真夜中を何度も何度も何度も歩いて日々を渡った、さむくて骨の芯まで冷えてしまうから冬はなるべく外に出ていなかった少女が大人になったら一等寒いであろう真夜中と明け方を歩いていた、家で本を読んでいたらどこへでもいけたし、夢のなかはあたたかか…

三月、わたしの愛しい日々のすべて

春に生まれて、いずみと名付けられて、女の子として、この世界に生まれてきました過去最大の言葉で祝祭を浴びて、過去最大の記憶がめくるめく、それもわたしの大切な、光の人たちに。その光に囲まれて、21世紀に、それ以上の光を共に歩いて探して映して、発…

音は雫、君は光

光る目、波打つからだ、拡がる手、すべての背中がみえていました、すべての音が雫になって落ちる瞬間がここにありました、冬のような春の日だったけれど、はじまることを記してよかった、次のあたらしい音に、春の先、また出会えますように

夜を閉まう

グレー、灰色、それは光、わたしだけの、わたしたちだけの。いつでも真ん中だ、とちゅうで、何にも誰からもどこからもどこにもない。あらゆるものを忘れても、あなたが生きていることがわたしの生きる約束になる。約束のひと、あなたにはいますか一等愛して…

夜を憶える

すべての夜をつないで、すべての降るもの君へ捧ぐ 11:23 pm • 1 February 2018

息吹が生きる

人の円をわたしたちは素早く抜けて夜の道を歩いていく、信号はとっくに青なのにわたしたちは歩き出すのを忘れる、歩くと月を見る、ドラえもんのポケットみたいだねって言ってどどどどどどっど〜どらえもん〜と、二人で口ずさむ、ラジオでずっと聞いているか…